らー麺伏見(ふしみ) 正しく美味しい村中系を受け継ぐ | 大盛上等!ダイエット挫折日記 in 札幌

らー麺伏見(ふしみ) 正しく美味しい村中系を受け継ぐ

北海道にある、とあるベーコンやハムを製造しているメーカー。
そこでは1920年代の古い本場ドイツの製法が使われているそうな。

ある日見学に来たドイツの職人達。
今ではドイツで使われなくなったあまりに古い製法に皆が失笑したと聞く。

(未だにそんな古いやり方をやっているのか。無駄が多過ぎる)

そう思ったことだろう。

ところが、そこで作られたハム&ベーコンを実際に口にしたドイツの職人達は絶句したそうな。

「な、なんだこの美味しさは!」

と・・・。

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逆にそのドイツでは空前の豆腐ブームと聞く。

今度は逆に日本の豆腐職人達が見学に行ったらしい。
(手ほどきのひとつもしてやるか・・・)
と。

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ところが今度は日本の豆腐職人達が絶句した。
「なんだ!この美味しさは!!」
と。

豆の美味しさからして違うことに気が付いた豆腐職人はドイツの職人に聞いたそうな。
「もしかして無農薬なのか?」と

すると当たり前のように
「豆腐ですから農薬は使えないでしょう」
とドイツの豆腐職人は答えたそうだ。

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上の記述にはちょっと記憶が曖昧なところがあるので、その辺はご了承願いたいのだが・・・。
とはいえ、都市伝説ほどのウソではないはず(^^;

これは何も「ソーセージ」や「豆腐」に限ったことじゃないんだと思う。
昔ながらの古い作り方が、時に「最も美味しい作り方」であったりする・・・。

今日はそんなお話・・・。

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いや、前述の"古い作り方"という表現からして正しくないのかも知れないね。

"元来の手間隙をかけた作り方"というのが正しい表現なのかも知れない。

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時間の経過とともに、効率化や合理化が図られ・・・。
作り手の負担は軽減したけど、その実、味に関しては気が付かないうちに徐々に色あせてしまっている。

そんなことが身の回りでどんどん起きているのかも知れない。

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写真で冒頭から紹介しているお店の名は「ラーメン伏見(ふしみ)」
そして、そのお店にこのラーメンの作り方を教えたのが「すみれ」の村中伸宣社長。

実はここラーメン伏見、それまでも人気店だったが、リニューアルに伴いこの味の提供を開始した。
その時期は2011年12月と比較的新しい。

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だが、まさに正しく美味しい「昔ながらの村中系」のラーメンだ。

勝手な想像だが「昔のすみれの作り方そのまま」を伝授したんじゃないかな。
メニューには「すみれ"風"」と控えめに書かれていたが、紛う方無き「すみれ」のラーメンがそこにはあった。

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もやしを「油で煮る」ように作られるその作り方。
シャキシャキした野菜が重宝されるし、時間の短縮にもなる。
今では多くの系列店が野菜を短時間炒めて提供している。

恐らく多数決を取るとシャキシャキのモヤシの方が好きな人が多いだろう。

でも、実はそんなところにもこのラーメンを最初に作った人のこだわりがあるように思う。


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そういえば、すみれと並ぶ張有名店「純連(じゅんれん)」の店長を長く勤めた後独立をされた「花丸(旧:はな丸)」の吉田店主も同じくもやしを長時間煮る手法をとっていたな。。。

(はな丸の記事はコチラコチラ

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コスト削減や合理化も長く続けていくのには大切な要素なのだろうけど、「昔の味は美味しかった」というフレーズを食の世界ではよく耳にするのも事実・・・。

知らないうちに美味しさを犠牲にしている食べ物って、気づかないだけで世の中には沢山あるのかもしれない。

久しぶりに気合の入った本物の村中系ラーメンを食べてそんな事を思うのだった・・・。

「今日の一言」
  ヒト手間を
    削って何かも
      失った

      

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