ハレル家 白仕込み醤油（鶏白湯）

昔の君はそうだったと聞いたことがあるけど・・・。
僕が君の事を知ったのは、学級委員でストレートの黒髪に清湯スープといういかにも優等生な風情だったよね。

そんな君が憧れだったし大好きだった。
その繊細な心が伝わって来る振る舞いや物腰にもいつも癒されていたんだ。

その時は遠くから眺めるだけの存在で、アプローチしたいとか彼女にしたいとかなんて気持ちは全然なかったんだ。

それが・・・。



ちょっと見ないうちに、髪は茶色で奇抜なファッション、そして強火で焚かれたような白湯スープ。

一瞬その変わり様に「はっ」と息を呑むほどだったよ。
ワイルドなその姿に思わず本気で惚れちゃったんだ。

でもね。
野蛮そうに見えたその外見からは想像できない優しさがチラホラ。

やっぱり君の繊細さは失われていないんだとわかった時、なんだかそのことがとても嬉しかったんだ。



そう。
確かに最初の口づけはしびれるほどの感動を覚えたよ。

でも・・・いつの頃からか、君に対して何かが足りないと感じだしちゃったんだ。

「なんか付き合ってみたら物足りなさを感じちゃって」
そんな独り言を受けてか君は一生懸命にアピールをしていたよね。

キレイな洋服や穂先メンマ。



一生懸命取り組んでくれた炊事選択に煮卵。

でも、そのどれもが自分には「育ちの良さ」を感じるもので、求めていたワイルドさとはずれていくばかりだったんだ。



「わかったわ・・・」
そう言ったキミは一生懸命、ワイルドさを表現しようとしていたよね。

濃い化粧・・・チェーンのアクセサリー・・・ペッパーや魚粉ガーリック、柚子七味・・・。



アクセサリーそのものはステキなんだけど、やっぱりそのチョイスさえもキミの育ちの良さを強調することになったね。

もしかすると、オレが求めていたのはワイルドさでも、癒しでもないのかも知れない。

オレが求めていたのは・・・「塩味(*o*)」かも知れない！(*o*)

～～～～～

非常に上品で美味しいメニューが多いハレル家。
久しぶりの鶏白湯系メニューをいただきました(^o^)

卓上にアクセントの調味料が色々とあるけど、白仕込み醤油は繊細さを生かすためにちょっと塩分控え目に調整しているのかな。
ほんのちょっとだけ物足りなく感じちゃいました。

個人的にはもっと下品でワイルドな白湯が好きなんだけど。。。この非常に上品なスープはもちろん美味しいし、価値ある一杯だと思う。

でも、このお店の鶏白湯系ではまろ味噌がやっぱり好きかな(^^;

らの道札幌2 、今回はこのお店からゆるゆるとスタートしてみました。


「今日の一言」
　　不良っ子
　　　　育ちの良さが
　　　　　　見え隠れ




↑ぽちっとクリックしてくれたら嬉しいです(^^;;