栄屋(サカエヤ)ミルクホール 神田
大人になって母校小学校のグラウンドに行った時・・・
「え?こんなに狭かったっけ?」
と思った。
大学時代のアイスホッケーのチームメイトと組むOB戦でのセット・・・
「あれ?俺らってこんなに遅かったっけ?」
と思った。
そう。
いつだって変ってしまっているのは「自分」なんだ。
でも、ここは全く変わらない!!
このステキな外観。
貫録と風格がさらに増しているが、「軽食・喫茶」の冠のついた白い看板は昔のまんま。
当時、秋葉原や神保町はマイテリトリーだった。
某出版社での打ち合わせの帰り、それこそ「おやつ」代わりに幾度となく食べたラーメン。
「おそばひとつ~(あるいはいっちょう~)」という注文の通し方も昔と同じ。
お店に入って3分ほどで提供されるスピード。
忙しいときにも助かったなぁ。
鶏ガラベースに豚のうまみがMIXって感じかな。
ショウガが効いたスープは昔ながらの中華そばの味わい。
(-´▽`-)・・・ホワー
とろけそう。
今流行のラーメンとは一線を画す懐かしい味わい。
昭和のラーメン。
その昔インターネットなんか無い時代。
ラーメン本を片手にあちこちのお店をまわっていた。
その当時、多くの本で取り上げられていたこちらのお店。
もちろん「おいしい」と思っていたよ。
もっと沢山の美味しいお店が登場している今。。。
そしてその後も沢山のラーメンを食べてきた自分。。。
「今食べたら美味しいとは思えないかも知れないな・・・」
なんて思いながらこの日暖簾をくぐった。
頭の中できちんと分析して考えたら、今の人気店にかなうはずなどないのだが・・・
体が「おいしい」と反応してしまう。
全身が反応したね。
いや、それどころか「昔より美味しく感じた」んだ。
もちろん、懐かしさやノスタルジックな雰囲気・・・そういったものに知らずに加点しているのかもしれない。
でも、間違いなく心が震え、体が反応したね。
もしかしたら、このラーメンを食べるに相応しい年齢に自分がようやくなれたのかも知れない。
いつだって変ってゆくのは「自分」の方だからね。
「今日の一言」
懐かしさ
感じる心は