麺処まるはBEYOND(ビヨンド)オープン!
明るい話題も暗い話題もあった2013年。
残すところあと数日となってしまいました。
一番の悲しい出来事は・・・
なんと言っても麺処まるは健松丸の長谷川店主の急逝 。
そして、やむなくの閉店。
そして、年末ぎりぎりになって、それと対比するような明るい話題!!
息子の凌真君のお店がいよいよオープン!!
~~~~
あまりに偉大すぎる父を持ち、周りの人からもそのことを何度と無く聞かされ・・・。
時に(親父が偉大なのは誰よりもわかっている・・・)という気持ちになったこともあったんじゃないかな。
麺処まるは健松丸と言えば、週代わりの限定をずっと提供し続けたことでも知られるお店。
後半は息子の凌真君一人で支えていた。
その最前線の現場で様々なラーメンを作ってきた経験もノウハウもある。
天狗になられても困るが、素直に「さすが親父さんゆずり、実力もセンスもある」と思っていた。
でも・・・その反面不安があったんだよね。
あまりに偉大な父、色々な味作りをした経験、そしてチャレンジ精神が旺盛な若さ・・・。
そんなことを考えると
「まるはの味とは全然違うもので勝負したいんじゃないか?」
「もしかして、純粋な自分の実力だけでやってみたい気持ちが強いんじゃないか?」
「そもそも"まるは"という名前すら使わずにお店をだすんじゃないか?」etc.
そんな不安があった。
ところが!!
自分もよくよく彼ってヤツをわかっていなかったね。
名づけた店名は「麺処まるはBEYOND(ビヨンド)」
~BEYOND~・・・・越えて。。。
偉大な親父の背中を見ながら育ち、そしてそれを越えていくぞという決意。
・・・素敵な名前だと思う。
そしてその味。
あー・・・まるはの味を受け継いでいる・・・(T_T)
だが、しかし同じ味ではない。
彼なりの努力や工夫が感じられる味。
一言で表現すると
「丁寧に丁寧にとられたスープ」
という印象。
「父を越えるためには丁寧な仕事から」という決意表明のようにも受け取れる味だった。
魚介の良い部分を本当に丁寧に丁寧に抽出し・・・エグミや悪い部分を排除した味わい。
オープン初日とは思えない美味しい一杯だった。
ただ、あえて厳しく言い換えると、丁寧で繊細な分、「突き抜け感」や「個性」をこの先演出していくのが難しい味かも知れない。
もちろんこれはこれで「彼」の味にちゃんとなっているのだが、「偉大な父」を越えていくには"突き抜けた個性"というのが必要になる日が来るかも知れない。
・・・まぁ、と書きつつも、実はそんなものは単なるイチャモンであって、どんなに素晴らしい一杯を提供されても、今は色々と言いたくなるってだけなんだけどね(^^;
親父さんのファンとしてはものすごく嬉しい反面、まだまだそう簡単に認めちゃいけない!ってバイアスが心にかかっているだけです(^^;
背脂味噌のスープを飲んだとき・・・。
もちろん同じ味ではないにしろ、間違いなく「まるはの味噌」と言える美味しさ。
ちょっと嬉しくて目と鼻の奥がつまっちゃったもの(^^;
そしてそれに麺屋棣鄂のやや甘みさえ感じる美味しい麺が加わったとき。
素直に「美味しい!!」と思った。
もし、純粋に味だけで勝負したら「いい勝負」になるのは間違いない。
だけれども「親父さんを越えたね」と言うのはまだまだ先のことにしたいね。
魚介のスープは流行らないと言われながら、魚介風味の中華そばを提供し・・・。
つけ麺は札幌では無理と言われながらつけ麺の美味しさを追求し、周りに認めさせ・・・。
ドロドロのスープは受け入れられないと言われながら、最後には行列を作った・・・。
札幌ラーメンの中で間違いなく中心にいた長谷川さん。
その息子のお店となると、もしかしたら「少し美味しい」ぐらいじゃ認めてくれないかもしれない。
・・・いや、私自身が認めたくないだけなんだろうね。
でも、みんなが応援し、みんながその味をお世辞抜きに褒め・・・。
最高の船出をすることができたんじゃないかな。
この先が本当に楽しみなんだよね。
とある方々が言っていた。
「長谷川さんが草葉の陰から目を細めてみているね」
「いや、長谷川さんのことだからライバル心をめらめら燃やしているかもよ」
そのどちらの台詞も大いに納得の素敵なフレーズだと思った。
「今日の一言」
褒めたいが
まだまだと 口
ついて出る
↑ぽちっとクリックしてくれたら嬉しいです(^^;;
残すところあと数日となってしまいました。
一番の悲しい出来事は・・・
なんと言っても麺処まるは健松丸の長谷川店主の急逝 。
そして、やむなくの閉店。
そして、年末ぎりぎりになって、それと対比するような明るい話題!!
息子の凌真君のお店がいよいよオープン!!
~~~~
あまりに偉大すぎる父を持ち、周りの人からもそのことを何度と無く聞かされ・・・。
時に(親父が偉大なのは誰よりもわかっている・・・)という気持ちになったこともあったんじゃないかな。
麺処まるは健松丸と言えば、週代わりの限定をずっと提供し続けたことでも知られるお店。
後半は息子の凌真君一人で支えていた。
その最前線の現場で様々なラーメンを作ってきた経験もノウハウもある。
天狗になられても困るが、素直に「さすが親父さんゆずり、実力もセンスもある」と思っていた。
でも・・・その反面不安があったんだよね。
あまりに偉大な父、色々な味作りをした経験、そしてチャレンジ精神が旺盛な若さ・・・。
そんなことを考えると
「まるはの味とは全然違うもので勝負したいんじゃないか?」
「もしかして、純粋な自分の実力だけでやってみたい気持ちが強いんじゃないか?」
「そもそも"まるは"という名前すら使わずにお店をだすんじゃないか?」etc.
そんな不安があった。
ところが!!
自分もよくよく彼ってヤツをわかっていなかったね。
名づけた店名は「麺処まるはBEYOND(ビヨンド)」
~BEYOND~・・・・越えて。。。
偉大な親父の背中を見ながら育ち、そしてそれを越えていくぞという決意。
・・・素敵な名前だと思う。
そしてその味。
あー・・・まるはの味を受け継いでいる・・・(T_T)
だが、しかし同じ味ではない。
彼なりの努力や工夫が感じられる味。
一言で表現すると
「丁寧に丁寧にとられたスープ」
という印象。
「父を越えるためには丁寧な仕事から」という決意表明のようにも受け取れる味だった。
魚介の良い部分を本当に丁寧に丁寧に抽出し・・・エグミや悪い部分を排除した味わい。
オープン初日とは思えない美味しい一杯だった。
ただ、あえて厳しく言い換えると、丁寧で繊細な分、「突き抜け感」や「個性」をこの先演出していくのが難しい味かも知れない。
もちろんこれはこれで「彼」の味にちゃんとなっているのだが、「偉大な父」を越えていくには"突き抜けた個性"というのが必要になる日が来るかも知れない。
・・・まぁ、と書きつつも、実はそんなものは単なるイチャモンであって、どんなに素晴らしい一杯を提供されても、今は色々と言いたくなるってだけなんだけどね(^^;
親父さんのファンとしてはものすごく嬉しい反面、まだまだそう簡単に認めちゃいけない!ってバイアスが心にかかっているだけです(^^;
背脂味噌のスープを飲んだとき・・・。
もちろん同じ味ではないにしろ、間違いなく「まるはの味噌」と言える美味しさ。
ちょっと嬉しくて目と鼻の奥がつまっちゃったもの(^^;
そしてそれに麺屋棣鄂のやや甘みさえ感じる美味しい麺が加わったとき。
素直に「美味しい!!」と思った。
もし、純粋に味だけで勝負したら「いい勝負」になるのは間違いない。
だけれども「親父さんを越えたね」と言うのはまだまだ先のことにしたいね。
魚介のスープは流行らないと言われながら、魚介風味の中華そばを提供し・・・。
つけ麺は札幌では無理と言われながらつけ麺の美味しさを追求し、周りに認めさせ・・・。
ドロドロのスープは受け入れられないと言われながら、最後には行列を作った・・・。
札幌ラーメンの中で間違いなく中心にいた長谷川さん。
その息子のお店となると、もしかしたら「少し美味しい」ぐらいじゃ認めてくれないかもしれない。
・・・いや、私自身が認めたくないだけなんだろうね。
でも、みんなが応援し、みんながその味をお世辞抜きに褒め・・・。
最高の船出をすることができたんじゃないかな。
この先が本当に楽しみなんだよね。
とある方々が言っていた。
「長谷川さんが草葉の陰から目を細めてみているね」
「いや、長谷川さんのことだからライバル心をめらめら燃やしているかもよ」
そのどちらの台詞も大いに納得の素敵なフレーズだと思った。
「今日の一言」
褒めたいが
まだまだと 口
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