ラーメン桑名 ~数年ぶりの出会い・・・~
地元に住んでいること、中学時代のOBバンドに参加していること、大学の同期会が頻繁にあることなどで、割と昔の仲間とは接点が多い。
最近、それらとは接点の無い昔の女友達にかなり久しぶりに会う機会があった。
当時の彼女は、ぷっくりとした女の子でケラケラと良く笑う子だった。
決して美人ではないが、何だか周りの人を楽しくさせる個性を持っていたんだ。
ひょんなことからうん十年ぶりに繋がることとなり、一緒にご飯を食べに行くことになった。
お互い年齢を重ね、顔もわからないかと不安に思ったが、意外なほどすんなり会うことができた。
ぷっくりとした体型はすっかりスレンダーに変身し、当時とは想像がつかないような、いわゆる「クールビューティ」な女性になっていた。
今の彼女を見たら、10人中8~9人が「美人」と答えるんじゃないかな。
お酒を飲みながら、ご飯を食べ、会話を楽しんだ・・・。
いや、正確には「楽しもうと思った」のだが・・・。
何かが違う。
ケラケラと笑っていたその昔の笑顔とは違い、クールににっこり微笑むだけで、決して声を立てて笑うようなことはしなかった。
美人だし魅力的なのではあるが。。。
懐かしい昔話に花は咲いたものの、やっぱり何かが違っていた。
~~~~
さて、ラーメンの話。
何年ぶりかな?
1990年創業の桑名に来てみた。
札幌駅周辺で飲んだ帰り、運転代行が来るまでの待ち時間に独り〆ラーメンにこの店を選んだ。
今となっては当時食べた味の記憶は曖昧といわざるを得ないのだが・・・。
記憶の中のそれとは何かが違っていた。
ここで使っている西山の麺ってこんなに細かったっけ?
だが、もっとスタンダードな安心感があったような気がするんだよなぁ。。。
(もしかすると、ドンブリが似ているから味一番「つばさ」と記憶がごっちゃになっているのかも知れない。)
うーん・・・キライじゃない。
むしろ、アリだと思うんだけど、何か自分の心の中の記憶が「これじゃない!」と拒絶する。
釈然としないまま、店を後にした。
もしこれが、初めて食べたのであれば、素直に受け入れられたんだろうね。
~~~~
さて、冒頭の昔の女友達の話には続きがある。
しばらくして、彼女がこう言った。
「昔はもっとくだらないことを沢山言って私を笑わせてくれたのに、今は立派になっちゃったのね!」
彼女にしてみれば「立派になった」ということを強調したかったんだろう。
「考え方が大人」とか「さすが経験が豊富ね」という褒め言葉が続いたが・・・。
自分にはそれが虚しく響き、彼女の「昔は笑わせてくれた」という台詞だけが頭の中にこだましていた。
そう。
変わってしまったのは彼女ではなく、自分の方だったのかも知れない。
彼女の笑い声ひとつ引き出せないようなつまらない大人になってしまったんだろう。
~~~~
もしかすると、桑名ラーメンも昔と何一つ変わっていないのかもね。
変わったのは自分の方だったのかも知れない。
大人になった・・・成長した・・・なんてフレーズは実はその代わりに大切な何かを忘れちゃっていることがあるのかもね。
「今日の一言」
変わったと
相手に思う
お互いに
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最近、それらとは接点の無い昔の女友達にかなり久しぶりに会う機会があった。
当時の彼女は、ぷっくりとした女の子でケラケラと良く笑う子だった。
決して美人ではないが、何だか周りの人を楽しくさせる個性を持っていたんだ。
ひょんなことからうん十年ぶりに繋がることとなり、一緒にご飯を食べに行くことになった。
お互い年齢を重ね、顔もわからないかと不安に思ったが、意外なほどすんなり会うことができた。
ぷっくりとした体型はすっかりスレンダーに変身し、当時とは想像がつかないような、いわゆる「クールビューティ」な女性になっていた。
今の彼女を見たら、10人中8~9人が「美人」と答えるんじゃないかな。
お酒を飲みながら、ご飯を食べ、会話を楽しんだ・・・。
いや、正確には「楽しもうと思った」のだが・・・。
何かが違う。
ケラケラと笑っていたその昔の笑顔とは違い、クールににっこり微笑むだけで、決して声を立てて笑うようなことはしなかった。
美人だし魅力的なのではあるが。。。
懐かしい昔話に花は咲いたものの、やっぱり何かが違っていた。
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さて、ラーメンの話。
何年ぶりかな?
1990年創業の桑名に来てみた。
札幌駅周辺で飲んだ帰り、運転代行が来るまでの待ち時間に独り〆ラーメンにこの店を選んだ。
今となっては当時食べた味の記憶は曖昧といわざるを得ないのだが・・・。
記憶の中のそれとは何かが違っていた。
ここで使っている西山の麺ってこんなに細かったっけ?
だが、もっとスタンダードな安心感があったような気がするんだよなぁ。。。
(もしかすると、ドンブリが似ているから味一番「つばさ」と記憶がごっちゃになっているのかも知れない。)
うーん・・・キライじゃない。
むしろ、アリだと思うんだけど、何か自分の心の中の記憶が「これじゃない!」と拒絶する。
釈然としないまま、店を後にした。
もしこれが、初めて食べたのであれば、素直に受け入れられたんだろうね。
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さて、冒頭の昔の女友達の話には続きがある。
しばらくして、彼女がこう言った。
「昔はもっとくだらないことを沢山言って私を笑わせてくれたのに、今は立派になっちゃったのね!」
彼女にしてみれば「立派になった」ということを強調したかったんだろう。
「考え方が大人」とか「さすが経験が豊富ね」という褒め言葉が続いたが・・・。
自分にはそれが虚しく響き、彼女の「昔は笑わせてくれた」という台詞だけが頭の中にこだましていた。
そう。
変わってしまったのは彼女ではなく、自分の方だったのかも知れない。
彼女の笑い声ひとつ引き出せないようなつまらない大人になってしまったんだろう。
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もしかすると、桑名ラーメンも昔と何一つ変わっていないのかもね。
変わったのは自分の方だったのかも知れない。
大人になった・・・成長した・・・なんてフレーズは実はその代わりに大切な何かを忘れちゃっていることがあるのかもね。
「今日の一言」
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